1997年のオープン珈琲業界の大きな変革期と言ってもいいのではないでしょうか。
1996年にスターバックスが日本（銀座）1号店上陸、その後インターネットや
携帯電話の普及なども手伝って、エスプレッソマシーンがあっという間に広まり、
「バリスタ」「スペシャルティコーヒー」などの言葉を聞くようになり始めました。

オープン当時は、今は無き「冨士珈琲機械製の通称 ブタ釜」でガツン系の
直火（ちょっか）ならではの珈琲を焼いてました。
当然焙煎人は味を求め試行錯誤が続き、あるとき素晴らしい豆との出会いから、
この釜では焼けない・・・とローヤルの中古を購入。
そして排気・バーナー・シリンダー・ダンパーと改良し、
一見わかりませんが、羊の皮を被ったオオカミ的に（笑）ハイブリッド仕様の焙煎機になり、現在にあぶり珈琲の味となっております。

追求とまでは行きませんが、好みや美味しいと感じる味はその時々、
年齢や経験などで変化していきますので、その時のベストは探し続けたいと思っております。